伊藤正裕氏 『ゼロですね。ハハハ。』
※本インタビューは、2010 年6 月下旬に行われたものです。
- 伊 藤
- 商売っ気がありすぎです。もっと、普通にした方が売れる...。
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- 先日、日商エレクトロニクスの辻様にお会いした際も、ものすごいセンサー技術を持っている会社なのに、専用の機器を開発して、それを売り込むという方法しか考えない...。どういう応用ができると、鼾(いびき)の検知ができて、腕とかに専用の装置をつけておくと、その鼾を軽減させる事が出来る装置です。
ISRATECH - Interview-
辻 孝夫 氏 『ネクセンス-極めて、精細に測定する技術を保有しています。』
日本に持ってこようと、交渉したようですが、一時間サポートをするたびに、1000 ドルとか、専用の機器でないと売らないとか...。
- 伊 藤
- 下手ですよね...。
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- 日本は要素技術の開発が、下手というか、向いていない...。
- 伊 藤
- 向いていないです。
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- じつは、日本とイスラエル、いいところと悪いところを補完し合って行くと、日本の会社でも十分にグローバルに展開できるとも思っていまして。
- 伊 藤
- そう思いますね。
むしろ、イスラエルと日本は、意外といい組み合わせだったりしますね。
日本人は、発明意欲がないので、イスラエル人が創ってきたものを、喜んで受け入れますし、イスラエルの弱い所は、たとえば、極めていく、磨き上げていく所、日本人はコツコツやりますから、組み合わせとしてはいいと思います。
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- 磨き上げると言えば、私、地元浜松市ですが、自動車の金型を作る(クリエイティブ テクノロジー社の岩月文雄 元社長)メーカの方にお伺いした時のお話です。
スポーツカーのボディの曲線とか、測定すると、設計図通りできている。ただ、設計図通りですが、職人さんが手で触ると微妙な凹凸が、あるようでして...。
中国、韓国、他のアジアの人ですと、
「設計図通りにできているから、OK」
で終わるようです。ただ、日本の職人さんは、設計図通りですが、数値には出ない凹凸を、そこから、さらに直していく。
- 伊 藤
- ハハハ。
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- 「数字とか、納期とか、値段とか関係ないですが、そこにこだわるクオリティの高さは、他のアジアの国々は、容易にマネできない。」
と、おっしゃていた記憶があります。
- 伊 藤
- イスラエルなら、その 100 歩手前で、「もう、いいよ」って言う。(笑)
日本人ぐらいだと思いますよ、そこまで異常に細かくこだわっていくのは...。 たとえば、携帯の保護とかですね、「絶対壊れてはいけない。」品質基準も、日本は異常ですからね。
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- 「What if」が、多過ぎる。
「こういう事が、起きたらどうなるの?」という繰り返し。イスラエルの人からすると、「だから、日本の車に乗る」という嫌みがあるぐらいです。そういう Q&A を通り越してきているから、絶対安全だと...。
- 伊 藤
- マツダとか、スバルとかですよね。確かにそうですよね。文化の違いは、本当に、おもしろいです。ものすごく商品に影響しますからね。
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- そろそろ、約束のお時間ですので、本日は、お時間いただきありがとうございました。
- 伊 藤
- そうですね、おもしろい事をされていますので、是非、長いおつき合いで。
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- こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
- 伊 藤
- 「イスラエルのこんな面白い技術がありましたよ」
という会社がありましたら、お知らせいただければ、ありがたいです。
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- ご興味がある分野はございますか?
- 伊 藤
- 画像処理系です。何かあれば、是非、教えてください。
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- イスラエルへよく行かれるのですか?
- 伊 藤
- いや、めったに行かないというか、ないですね。
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- 1年で言うと...。
- 伊 藤
- ゼロですね。ハハハ。
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- えっ!そうなんですか。(驚)
- 伊 藤
- 基本、来てもらいます。
時間、ないですね。ロンドンまで行って、乗り換えていくと、丸 1 日かかりますからね。時間かかるし、高いし。となると、来てもらうしかないですからね。
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- ということは、今までイスラエルへ一度も行かれた事がないのですか?
- 伊 藤
- 行った事がないです。
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- 1度もですか?
- 伊 藤
- はい、一度もありません。
行った事がないのに、何億も注文を出しています。(笑)ハハハ、すごく不思議な...。
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- そこの ( イスラエルにあるヤッパの研究開発所 ) 取材は、私が行かせていただく事とかも可能ですか?
- 伊 藤
- ぜひぜひ、そういうのいいですねぇ。
弊社の技術の役員は、何回か行っています。
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- やはり、技術はそうなりますよね。メールやって、電話会議やって、それでもコミュニケーションが取れないとなると、現地へ行くしかないですからね。
- 伊 藤
- 行くしかないです。
ただ、弊社も、見事にやっていますね。技術の役員も、すごく丁寧に、しっかりコミュニケーションをとる方です。
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- 彼らとのやりとりは、粘り強いというか、諦めることをある程度許容できる人でないときついですからね。
- 伊 藤
- イスラエルの人は、言い争い始めると、嫌みだらけですからね。ま、どこの国の人もそうかもしれませんが...。
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- 本日は、お時間ありがとうございました。
2010.9.28 update
