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加藤充 氏 『イスラエルの連中は、必ずしもアメリカ好きじゃない連中もたくさんいる。』

※本インタビューは、2010 年8 月上旬に行われたものです。
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加藤さん結構シリコンバレーにも行かれますよね。イスラエルとシリコンバレーって割合的にいったらどのくらいですか。

加 藤
シリコンバレーは年に2回ぐらい、イスラエルは年に6回ぐらい。

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シリコンバレーとイスラエルの違いは何でしょうか?

加 藤
1つ目は、人種の多様性かな。

シリコンバレーに何人純粋なアメリカ人がいるかっていうと、人口統計すりゃあアメリカ人が一番多いが、あんまりいない。

コアは、インド人と中国人、それでイスラエル人という感じ。もちろんコリアンがいたり、ジャパニーズもいたりはある。ただ、特にコアのエンジニアリングの連中は、アメリカ人でないことが多い。

イスラエルは、もちろんイスラエル人ばっかりだから。(笑) ロシア人もいますけど。

2つ目は、やっぱりそこにマーケットがあるってこと。

イスラエルにはない。世界のどっかで売らなきゃいけない。シリコンバレーの会社は、基本的には、シリコンバレーっていうか、アメリカがコアのマーケットだよね。

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ありがとうございます。

次は、やや大きいテーマのご質問です。

イスラエルと日本が、共存していくときに、日本は、ゼロからイチをつくるイノベーション(=発明)が下手だと思っています。そこで、それがうまいイスラエルとうまく付き合うと、お互いうまく共存が図れると思っています。

日本が、イスラエルの頭脳というか、能力とうまく付き合うには、どうしたらいいか。という質問です。たとえば、日本企業が、イスラエルを買収するようになるとか。

加 藤
少なくとも、大手企業で買収スキームは多分ほとんど働かないと思う。アメリカのほうがうまいと思うし、日本よりも、アメリカのほうが高く売れる。

そもそも、ただ買収するだけじゃなくて、もう少し工夫がいる気がする。

ただ、イスラエルの連中は、必ずしもアメリカ好きじゃない連中もたくさんいる。日本人も、アメリカあまり好きじゃない人もたくさんいるのと同じ。たとえば、日本の大手通信企業が、イスラエル企業を買収するなんていうのは、かなり無理がある気がする。

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いわゆる見えない壁が、たくさんある感じです。(笑)

ただ、日本企業でも、サン電子、ヤッパといった会社は、イスラエルのスタートアップ企業を買収し、イスラエルの研究開発力をうまく活用はしている企業はありますからね。

加 藤
そうだね、100人~数百人くらいの規模の会社で、結構センスがいい経営者なら、十分できると思う。サン電子は、どこを買収したのですか?

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セレブライト=(Cellebrite 社)社を買収しています。2007 年 7 月 18 日に関連連リリースが出ていました。

※残念ながら現在は同リリースはWeb上では公開されていません。

加 藤
でも少ないよね。

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私が、相当調べても、2社とか3社しか見つかりませんでした。(笑)

加 藤
日立がどこか買わなかったっけ?

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どこかと提携はしていたと思います。公になっていない可能性もあります。

加 藤
ヤッパは、たくさん買収しているんですか?

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ヤッパは、3Di 社という 3D エンジンのコア技術を持った会社1社のみです。

全然関係ありませんが、伊藤さんは、一回もイスラエルに行ったことないらしいです。伊藤さん、やっぱ若い人なんですかね、合理的っていうか、技術が優秀だから、別にそれがイスラエルだろうがスウェーデンだろうがフィンランドであろうが、優秀であれば使うっておっしゃっていました。

加 藤
それでいいと思う。

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アウトプットがしっかり返ってくるし、ダメならダメで技術の人が行かれてはいる様です。ただ、ご自身が現地へ行かないで、困るところはほとんどないっておっしゃっていました。

目標到達に対し合理的だから、たとえば、「すごく速いデータベースが欲しい」ってイスラエル側へ要望を出した際、こういう項目とこういう項目があってと細かい仕様伝え、こういうデータベースが欲しいって言うと、逆に聞き返されて、お前らの目的は何だって逆に聞かれるそうです。

それよりも、いや、われわれはとにかくすごく速いデータベースが欲しいと、抽象的な投げ方をした方が、それは今の考え方だと無理だから、ここの仕組みをこういうふうにしてって、まったく違う答えが返ってくるって。

加 藤
それはあると思うね。

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そういうところで、伊藤さん、あくまで私の個人的な印象ですが、経営者としての何か核っていうか、ああ若くてもやっていられるのは、そのへんをしっかり持っていらっしゃるからなのかなということを、すごく感じましたね。

加 藤
同じぐらいの年?

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私より3つ下ですよ。世の中にはすごい人がいるなっていう。

2011.1.14 update

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